今回は、少し時間を置いて冷静に考察します

保管庫について

   眠っていたCONTAX Gシリーズのレンズ

レンズ選びのMTF曲線

 90mmマクロ:SEL90M28G

 プラナー50mm:SEL50F14Z

 ディスタゴン35mm:SEL 35F14Z

 12-24ズーム:SEL1224G

ソニーαシリーズeマウントのレンズは解像力が魅力

 

 

保管庫について

防湿保管庫も用意しました。レンズは、カビが大敵です。冬の季節に結露したものが梅雨時にカビとなってレンズに皮膜として表れます。ボディーは、数年でモデルチェンジしますが、レンズは後々まで使えます。今のカメラは、電子回路、電子接点などが、カビで皮膜されると誤動作の原因に成りますので、防湿庫は、大事です。高性能レンズが、長期に渡り良好な状態で使用できます。

眠っていたCONTAX Gシリーズのレンズ

α7シリーズで、ミラーボックスが無くなったeマウント、フランジバックが小さいので、eマウントアダプターを駆使してメーカー、マウント形式を越えて、ほぼ全てのレンズが装着可能に成りました。特に、フィルムカメラの、如何しようも無かったCONTAX Gシリーズのレンズは、寺宝の整理には、解像力不足で使えませんが、また使えるように成りました。保管庫が無かった為一本カビの気配が有ります。やはり保管が大事です。

レンズ選びのMTF曲線

長年に渡り使用するレンズ選びの参考にしているのが、MTF曲線です。空間周波数(1mm間の白黒のゼブラパターンの数)の再現性をレンズ中心から外側に表したグラフです。各周波数で放射線方向と同心円方向との特性曲線が出来ます。2曲線が、揃う程にボケが綺麗になる様です。曲線が直線で100%に近い程コントラストが良く、周波数が高い曲線が100%に近い程解像力が有るレンズに成ります。寺宝を整理記録し、10年後も20年後も使用出来るレンズ選びですから、慎重に考えました。

90mmマクロ:SEL90M28G

先ずは、平面を得意とする90mmマクロレンズ(FE 90mm F2.8 Macro G OSS,SEL90M28G)は、近接等倍から無限遠まで撮影できます。寺宝の記録には、大活躍なレンズです。平面にピントが来て、四角が四角に写り解像度が有るので、書画、掛け軸などの撮影に向いています。MTF曲線も良好です。

https://www.sony.jp/ichigan/products/SEL90M28G/feature_1.html#L1_110

 

プラナー50mm:SEL50F14Z

次に、立体の物の撮影を考えます。標準レンズは、ツァイスのT*(ティースター)コーティングの、プラナー50mm(Planar T*FE50mm F1.4 ZA,SEL50F14Z)は、高コントラスト、高解像度を持ち色再現性に優れたレンズです。T*コーティングの色の乗りとヌケの良さ、MTF曲線の微妙な暴れ具合からくるボケの面白さが魅力のレンズです。

https://www.sony.jp/ichigan/products/SEL50F14Z/feature_1.html

 

ディスタゴン35mm:SEL 35F14Z

ちょっと引きが撮れない時のレンズは、同じくツァイスのT*(ティースター)コーティングの、ディスタゴン35mm(Distagon T*FE 35mm F1.4 ZA ,SEL 35F14Z)は、コントラスト再現性に優れたレンズで、T*コーティングの色の乗りとヌケの良さと広角レンズでも柔らかなボケが出来ます。MTF曲線の微妙な暴れ具合と適度な解像力との搦みから来る大くて柔らかいボケ味が魅力のレンズです。

https://www.sony.jp/ichigan/products/SEL35F14Z/feature_1.html

 

12-24ズーム:SEL1224G

大きな本堂の外観や本堂の大空間を撮影することが出来る画角が、最広角122度の12-24ズームレンズ(FE 12-24mm F4 G,SEL1224G)は、24mmの広角域から12mmの超広角域までを一つにまとめたズームレンズです。MTF曲線から24mm側は、高コントラストな感じで、12mm側が高解像度な感じに見えます。

https://www.sony.jp/ichigan/products/SEL1224G/feature_1.html

 

ソニーαシリーズeマウントのレンズは解像力が魅力

高コントラスト、高解像度のソニーeマウントのGレンズ、コントラスト再現性に優れたT*コーティングの色の乗りとヌケの良さのツァイスレンズ、いずれもMTF曲線の微妙な暴れ具合を読みとく面白さが魅力のレンズです。

ま、いろいろあるけど,今回はここまでです。