パンフレット入稿について その2 〜リッチブラックを使ってみよう〜

入稿関連です。
前回はこちら:パンフレット入稿について 〜その1〜
印刷はCMYKという方法で色を表現します。CMYKはそれぞれ色の頭文字を示しています。
[C・・・シアン(Chien), M・・・マゼンタ(Magenta), Y・・・イエロー(Yellow), K・・・黒(Key plate)]

色の表現方法がモニターやテレビで使うRGB形式と違うので諸々対応が必要でした。
一つづつ紹介してゆきます
※入稿データの作成はillustratorCC 2021で行っています。
黒色にリッチブラックを使用する
黒色を表現する際、K100%のみ(スミベタ)で真っ黒にしてしまうと、どうやらいい感じに印刷されないようで、印刷時にキレイな黒を出すためには、リッチブラックという色の組み合わせをすると良いようです。

諸説ありますが、C:40% M:40% Y:40% K:100% で黒を作ると良いようです。が、出来上がりをみるとどうも薄いんですよね、、、写真の影に比べると背景の黒が薄いのがわかるかと思います。もう少しリッチブラックの組み合わせは考える必要がありそうです。

色々と調べてみると、どうやらグラフィックさんで推奨していたリッチブラックが [C:60% M:40% Y:40% K:100%] だったようで、少し薄くなってしまいました。これは痛いミス・・・
また、写真部分の締まって見える黒もスポイトツールでCMYKの値を見てみると [C:63% M:53% Y:51% K:97%]だったりとCMYKの合計値がもう少し高くても問題なく印刷されることがわかりました。
次回こそは・・・もっと綺麗な黒を出して紙面をビシッと決めたいです!!!