入稿関連です。

前回はこちら:パンフレット入稿について 〜その1〜

 

印刷はCMYKという方法で色を表現します。CMYKはそれぞれ色の頭文字を示しています。

[C・・・シアン(Chien), M・・・マゼンタ(Magenta), Y・・・イエロー(Yellow), K・・・黒(Key plate)]

CMYKとRGB
https://www.suprint.jp/guide/technical/datacaution/da001.html より引用

色の表現方法がモニターやテレビで使うRGB形式と違うので諸々対応が必要でした。

  1. 黒色にリッチブラックを使用する
  2. 総インキ量を300%以下にする
  3. 白抜き文字がズレ(見当ズレ)ないように一手間入れる

また、入稿データの作成はillustratorCC 2021で行っています。

  1. 黒色にリッチブラックを使用する

    黒色を表現する際、K100%のみ(スミベタ)で真っ黒にしてしまうと、どうやらいい感じに印刷されないようで、印刷時にキレイな黒を出すためには、リッチブラックという色の組み合わせをすると良いようです。

    https://www.wave-inc.co.jp/data/dtp/black.html より引用

     

    諸説ありますが、C:40% M:40% Y:40% K:100% で黒を作ると良いようです。が、出来上がりをみるとどうも薄いんですよね、、、写真の影に比べると背景の黒が薄いのがわかるかと思います。もう少しリッチブラックの組み合わせは考える必要がありそうです。

    リッチブラックが思ったより薄い
  2. 総インキ量を300%以下にする

    リーフレットで使用する写真データはRGB形式のため、photoshop上でCMYK形式に変換します。
    その際、総インキ量の調整が必要です。

    総インキ量とはCMYKのそれぞれの色の合計値のことで、印刷トラブルを防ぐため、300%(業者によっては350%)以下にする必要があります。色が濃ければ濃いほど値が高くなります。

    今回の冊子では背景が真っ黒の写真を多用したため、photoshop上での総インキ量の調整が必要でした。
    このサイトを参考に、カラー設定でインキ総使用量の制限値を設定することで回避しました。
    ・photoshop を開く > メニューバー > 編集 > カラー設定 から[カラー設定]ダイアログを開く
    ・[カラー設定]ダイアログの 作業用スペース > CMYKで[カスタムCMYK]を選択
    ・[カスタムCMYK]設定ダイアログから[インキの総使用量の制限]を300%に設定

    カラー設定の設定の様子

    設定後、画像をRGB形式からCMYK形式に変更します。
    ・メニューバー > イメージ > モード > CMYKカラー を選択

    画面で見ると色あせて見えますが、印刷すると綺麗に出力されました。

  3. 白抜き文字がズレ(見当ズレ)ないように一手間入れる

    1. で紹介したリッチブラックですが欠点があります。四色重ねて黒色を表現するため、細かい部分でズレ(見当ズレ)が発生し、細かい白抜き文字では適切でないようです。

    https://www.graphic.jp/data_guide/adobe_illustrator/black_print/rich_black より引用

     

    井上会のリーフレットはほぼ全ページ黒背景に細かい白抜き文字というレイアウトのため致命的です。
    回避するためには、リッチブラックを使わず、K100の背景の上に文字を乗っければ良い(墨ノセ)ようです。

    https://www.well-corp.jp/solution/%E3%82%B9%E3%83%9F%E3%83%8E%E3%82%BB/https://www.well-corp.jp/solution/%E3%82%B9%E3%83%9F%E3%83%8E%E3%82%BB/ より引用

    しかしK100の背景だと濃い黒が表現されません。。。。

    いい感じの回避方法はないか。ネットを探ってもなかなか情報が出てきません。

    ここでハジメ氏が閃きました。「文字の周りだけK100にすれば良いのでは?」

    文字の周りだけ墨ベタにする

    文字の周りだけ墨ベタにすることで、文字周りの見当ズレは防ぎつつ、背景をリッチブラックにすることができました。

    そんなこんなで綺麗な白抜き文字を作ることができました。

作ったリーフレットはこちらから是非資料請求してみてください。

リーフレットイメージ
ぜひご覧ください。

 

次回は誤字チェックです。