前回(金属探知機でお宝探し ①~装備編~)装備全般について紹介しましたが、今回は「金属探知機」について詳しく説明していきます。

金属探知機は大きく分けて2種類あり、一般的によく想像される広範囲を探索するタイプと、手元を探索するタイプに別れます。

まず紹介するのが「広範囲探索タイプ」の金属探知機です。

 

井上会では4台の探知機を保有していますが、実際に使用した体感として、それぞれの性能にはかなりの差があります。

例えば値段が安い機種では、非常に浅い場所にあるものしか反応しなかったり、逆に特定の環境では何もない場所で反応したりしてしまいました。

逆に値段が高い機種では、探索精度が高いのはもちろんのこと、検知物の種類や大きさまでもある程度検出することができます。

また作りもかなり差があり、1番性能に直結する先端のサーチコイル部分も、高いものは実物を少し見るだけで作りがちゃんとしていることがわかります。

 

これは私個人の意見ですが、もしこれから金属探知機を購入したいと考えているなら、ある程度の値段のものを購入したほうが良いと思います。

例えば1万円前後で売っているようなものは、あまり性能は期待しないほうがいいです。

私は性能・値段・入手性を考えて「GARRETT」というメーカーのものをメインで使用しています。

 


次に紹介するのが「手元探索タイプ」の金属探知機です。「広範囲探索タイプ」と共に事実上の必須アイテムとなります。

これは基本的に「広範囲探索タイプ」で見つけた場所を掘っていく時に使用するもので、探索範囲は先端から数cm程となります。

実際に使用する方法として「少し掘る→本探知機で探す→少し掘る→本探知機で探す」を繰り返して対象物を見つけ出します。

比較的値段も手頃で、Am○z○nなどで3,000円~4,000円ほどで購入できます。

2つの機種を使用していますが、性能に差は無いように感じます。

 

本記事で金属探知機について少しでも参考になれば幸いです。

次回からはこれらの金属探知機を使用して実際に出土した品々を紹介していく予定です。

→記事を公開しました。
金属探知機でお宝探し ③~出土品編(1/3)~