本記事から3回に分けて、実際に井上山で出土した品々を紹介していきます。
→前回の記事:金属探知機でお宝探し ②~金属探知機編~

まずは1番わかりやすい、「お金」です。

左が「文久永宝」、右が「寛永通寳(寛永通宝)」の銭貨です。

錆びて多少文字が読みにくくなっていますが、数百年近く地面に埋まっていたことを考えると、十分にきれいな状態と言えるのではないでしょうか。

「一銭硬貨」も出土しました。こちらは作られた時代が比較的新しいためきれいです。

 

そして今回、最も重要な発見となった「鏃(やじり)」です。

”槙葉(まきのは)”と呼ばれる種類のもので、室町時代後期に作られたものだと推測されます。

参考:刀剣ワールド 槙葉

井上の地が戦場であったことが、実際の武器である鏃の出土により、より確実なものになりました!

 

その他にも、部品の一部と思われるものや、釘、針金なども多数出土しています。

扉もしくはタンスの取っ手部分でしょうか?

 

釘はサイズが大きく非常に古いものと思われ、昔この井上山に建物が存在していた証拠とも言えるでしょう。

 

続きは次回に紹介します。

→記事を公開しました。
金属探知機でお宝探し ④~出土品編(2/3)~